日本株式市場に投資する方法
日本には世界的に成功を収め、多額の富を有する大企業がいくつもあります。そういった企業
は企業価値が高いため、株式の一部を所有したいと思われる人もいるでしょう。そのためには日本株式市場で投資する方法を学ぶ必要があります。
上場株は、主に1878年に設立された東京証券取引所(TSE)で取引されています。TSEは現在、株式市場の資本化にともなって、世界第3の市場となっています。2012年に大阪証券取引所と合併し、日本取引所グループ(JPX)として新たな運営を開始しました。現在、上場株式の売買市場であるJPXには4,000以上の企業が上場しています。今回は、この世界有数の市場に参加して、投資を行う方法をご紹介します。
仲介業者の選択
適切な仲介業者の選択は、取引における最重要事項の一つです。利用される取引市場での経験が浅い場合には、さらに重要度が上がります。日本のTSEやその他の株式市場において日本株式を取引する権利をもつ仲介業者の元で、適切な種類の口座を開く必要があります。仲介業者を選択するには、下記のようにいくつかの選択肢があります。
- グローバルな仲介業者:日本国外での取引に最適で、最も幅広い用途に対応可能な仲介業者です。
- 預託証券を扱う仲介業者:ADR(NASDAQ、OTCQX、NYSEで積極的に取引されている米国預託証券)を通じて、主要証券取引所の上場企業株が購入できます。
- 国内株を取り扱う仲介業者:日本在住で日本語でのコミュニケーションをお求めなら最適の選択肢と言えます。
投資商品の選択
一旦取引口座を開き、仲介業者を選択したら、次のステップに進みましょう。ADRの株を購入することもできます。または多くの仲介業者が、手数料または顧客負担ゼロの投資信託を勧めてくるでしょう。ADRを購入する場合、実際にはその株に対する証書を購入することになります。投資信託は、ETF(上場投資信託)やインデックスファンドなど、特定のグループでプールされた株への分散投資で、その多くが優れた資産運用によって管理されるため、ADRを通じた個々の株式購入と比較すると、よりリスクを低く抑えることができます。
より有望なETFには、以下のようなものがあります。
- ディレクションデイリー日本ブル3XシェアーズETF (JPNL)
- iシェアーズMSCI 日本ETF (EWJ)
- ウィズダムツリージャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンド (DXJ)
自分の株を購入する
日本の株は外国為替リスクを伴うことに注意が必要です。ウィズダムツリー(外国為替リスクを避けるヘッジ)のようなファンドで株を購入しない限り、大半の株式投資は日本円の変動よって確実に影響を受けます。そのため、購入を検討している株や投信をよくチェックし、戦略的に注文を行う必要があります。これには通常、支持線ポイントに先立って購入できるようなレベルの高いテクニカル分析の利用などが含まれます。また、実際に株を購入する前に取引の練習をしておくこともためになるでしょう。
日本に在住していようといまいと、日本の株式市場に投資することは可能です。しかし、日本にお住まいなら、購入の際には必ず日本の仲介業者を通されることをお勧めします。その一方で、日本にお住まいでない場合、ADRや日本株がベースのETF、あるいは投資信託を利用するのが最善策だと言えるでしょう。